車をぶつけてしまったけど、保険を使いたくないってことあると思います。
私も、以前に、会社の営業車にガリ傷をつけられたことがありますが、会社が厳しかったために、上司に報告せず、自腹で25,000円を払って土日預けの1泊2日でこっそりと直してもらった事があります。
もしかすると、私みたいに当て逃げをくらってしまった人もいるかもしれません。
なお、「当て逃げ」をされてしまった場合には保険の適用外になるのでどちらにしても自腹での修理しかありません。
ちなみに、大きな修理なら保険を使うべきですが、もしも小さなキズや凹みなら、自腹で修理をした方が得だったりします。
また、保険を利用するとなれば、修理の前に保険屋さんが写真撮影にきたりする手間がかかるので、一日でも早く直したい場合には困ります。
車の板金塗装に車両保険を使うべきかどうか
まずは契約している保険会社に自腹で直した方が良いか、それとも保険を使った方が良いか、今後の保険料の値上がりを基準に問い合わせてみてください。
なぜなら、保険に入っているからといって、簡単に使ってしまうと翌年の保険料が値上がりしてしまうからです。
自動車保険にはノンフリート等級というものがあり、等級は1等級から20等級まであり、保険契約者が一年間保険を使わずに済んだ場合には翌年の契約は1等級上がり(得になり)、事故を起こして保険を使ってしまうと、翌年の契約は3等級下がる(損になる)仕組みになっているからなんです。
私が板金修理に出した際の金額
私の体験上ですが、一般的な板金屋さんでの板金塗装代は、傷程度なら3万円から5万円程で収まりましたが、凹みがある場合には7~10万ほどになりました。
ただし、これはパネル1枚の基準の相場になります。
パネル一枚とは、例えばドア1つはパネル1つになります。
例えほんの少しでも、前のドアと後ろのドアに長い傷で繋がってるような場合にはパネル2つ分となるので1枚よりも少々割高になるんです。
ただし、板金屋さんによってはもっと安いところもあれば、もっと高いところも経験があります。
その違いは、どんな塗装を施すか?によって違ってくるんです。
例えば、チェーン店のような安価なところだと、それなりの塗料や手間暇で仕上げるために、艶や耐久性が当然それなりです。
でも、それなりだからといってまるでダメなわけじゃなく、5年やそこらでは何も問題はないようです。
ただし、本当にしっかりと塗装を施して10年乗っても塗装の色ムラが出ないような極めて高いレベルを求める場合には、使う塗料も高級なものになりますし、乾燥や塗装にかける回数も多くなるので手間がかかり、その分だけしっかりと高い塗装費用になります。
結局は、直すレベルをどこまで求めるかによって価格は異なりますので、店選びが大切になります。
安い店にこだわりの仕上がりレベルを求めるのは間違っていますし、高級塗料などを使う店に安い価格を求めるのも間違っています。
チェーン店の塗装屋や例えるなら回転寿司屋で、高い技術の塗装屋は銀座の一流寿司屋のようなものなんです。