生命保険の保険料は通常、引き落としにされていると思います。
でも、もしもうっかり残高を残さずに他の支払いに使ってしまったり
予想外に他の引き落としの金額が大きくて、残高不足になってたり
こんな場合、すぐにその保険料を支払いできなかったらどうなるんでしょう?
生命保険の場合には「払込猶予期間」というものが用意されています。
これは支払いの方法によって異なるんです。
・月払い の人は、「払込期月の翌月の1日から末日まで」になります。
・半年払い・年払いの人は「払込期月の翌月の1日から翌々月の月単位の契約応当日まで(ある年の4月10日に保険を契約した場合、月単位の契約応答日は10日になります)。」
自動振替貸付もあります
これは、もしも振込の猶予期間を過ぎてしまっても、もともとの保険計約に解約返戻金というものがあれば、そのお金でカバーできる額までで自動で貸付をしてもらえるものなんです。
唯一、注意をしないと行けないのは、この自動振替をしてもらえた金額と契約者貸付で借りられて分を合わせた金額が、解約返戻金をオーバーしてしますと、計約失効となってしまいます。
ちなみに、貸付という名前からも、しっかりと利息も発生してしまいます。
掛け捨て型の保険を選んでたら気を付けてください
このタイプは解約返戻金が少ないのが特徴です。なので、本当に猶予期間だけしか余裕がないという事になります。
失効してしまいますと、どうしてそんな事になってしまったかは一切関係ありません。
なかには「ハワイから間に合うように戻るつもりだったけど、関空への台風の影響で戻れなくなったために、失効した」なんて話もあるくらいです。
上記のような、猶予期間に払うことができずに保険計約が失われてしまうことを「保険の失効」と呼びます。
保険の失効は復活できる かも
仮に失効してしまっても、保険商品の一分には2年以上の期間を儲けて復活をさせる事もできるようです。
「かも」としたのには理由がありまして、その理由は、新たに健康診断を受けないといけないという事があげられます。
まだ10代や20代の方ですとあまり問題になることもないと思いますが、40代や50代になってくると、中には数年のうちに健康診断で持病を告げられている方もいます。
その内容によっては、更新なら問題なかったのに、新たな健康診断を受けて「問題あり」となり、復活を認められないとう話もあります。
もちろん、医師の手によって診断書も作成をしてもらわないといけませんので、自己管理が日頃からちゃんとできているような人で無い限りは大変大きなリスクを覚悟しないといけないんです。
せめて、失効になる前には、家族や友人、もしくは借入れを利用するなどして、なんとしても払っておきたいところです。
健康だけは、例え何億円あったとしても、今日明日でどうにかできるものじゃないですからね・・・